読書の壁

今、友人からもらった神林長平『魂の駆動体』を読んでいて、私が神林長平の作品が好きだということを知っている友人が「読んでいないなら読む?」ということでもらったのですけれど、今第一部をさくさくと読んで、第二部に入って、がくんとその読むペースが落ちているところ。


なんで、第二部になったとたんペースが落ちちゃったんだろうって不思議なのですけれど、それは登場人物がガラリと変わってしまったというのと、時代背景も世界も第一部とは違って、その変化についていけてないのだとそう思うのですね。第一部の世界から抜け出せない。ああ、案外私は変化というのが苦手なのかもしれないですね。変化したものについていけない。つい古いものをひきずってしまう。んー、歳をとってきているからかな。今、ちょっとした壁を感じているわけで、他の本を読んでいても、なかなか受け入れられなかったり、それって自分がかたくなになってきているからかなって不安になったり。


自分の軸とか考え方とかこだわりとか持っていたうえで、それでも柔軟に周りをみれるようにしたいと思っていて、かたくなにはなりたくないなぁと思うわけで、だからこそ興味ある本ばかりじゃなくて、今までは読んでいなかったようなジャンルの本も読もうと思っているのですけれど、うーん、なかなか壁は高かったりします。


以前の私でしたら、おそらく面白くないなぁと思ったら読むのをやめているところですが、神林作品ですし、最後まで読めば、きっと何かあるにちがいない的なものをいだいて、最後まで読もうと思ってます。ゆっくりとのんびりと。


なんていうのかな、最後まで読むっていうのは、どういう本であれ、達成感がありますよね。最近『ホワイトアウト』真保裕一を読みましたけれど、これはわたし的には長編の部類に入りまして、読み終わったときは爽快でした。へぇ、そうかいw って寒いですねw ええ、読みながら寒くなる雪山のお話でした。『ホワイトアウト』。


んー、まぁ壁というのは、なんにでも出現するものなのでしょうね。なかなか越えられない壁というものは。
壁を越えられるかどうかは、やっぱり自分側の問題で、モチベーションの問題というのかな?やる気の問題というか、いっそ壁なんてないっ 壁なんてぶち抜いてしまえ〜!ってキャラでいくのも面白いかもしれませんw 壁は乗り越えるためにある。風呂は覗くためにある。ほら、のび太はしずかちゃんの……って、そこまで書くともう暴走ですね。すみませんw 読書していて壁にぶつかることもある。。。というのを書きたかったのですヽ(´▽`)/

魂の駆動体 (ハヤカワ文庫JA)

魂の駆動体 (ハヤカワ文庫JA)