どうしたらイライラしないようになるのか。

どうしたらイライラしないようになるのか。*1
どうしたら怒らないようになるのか*2

考えてみた。

私の視点から言うなら、
100人いれば100通りの考え方があって、
その人にはその人の感じ方、習慣なんかがあるから、
それをどうにかして外から変えさせようとするのは、ものすごく難しいことだと頭の片隅に置いておくことだと思う。


人を変えるのは難しい。出来ないことのほうが多い。
自分とはちがう誰かを思い通りにするなんてことはそもそも難しいことだと思う。


また、人ひとりひとりできることもちがうものだったりする。
以前、仕事でさまざまなソフトの使い方を教えていたけれど、一度で使い方を覚えてしまう人もいれば、使うたびに何回も聞いてくる人もいて、PCスキル(レベル)は人それぞれかなり差があることを実感した。覚えられない人は覚えられないものだったりする。イライラしても仕方ないわけで、わかってもらえるように何度も説明したりマニュアルを作成する他なかったように思う。今思えばかなり地道に根気よく仕事をしていたなぁと思う。


人それぞれレベルがちがい、そのレベルに合わせて話をしないといけないというのはある。「これくらい当然知っているでしょ」というのが通じないというのは、まぁよくあることだったりする。知らないものは知らないわけで、それにイライラしたり腹をたててもしょうがなかったりする。


子どもや親、家族に対してイライラするというのもあると思う。
自分の子どもや親も自分とはちがう人間。
兄弟でも性格がちがうように、同じ親から生まれた子どもでも性格はそれぞれちがう。
子どもの場合、素直に言うことを聞く子もいれば、聞けない子、我を通そうとする子もいる。自分の思い通りにしようと感情を爆発させるのも子どもなら普通にあることだと思う。子どもの感情爆発に対抗して親までも感情を爆発させている場合も少なくない。


例えばジュースをこぼしたり、お皿を落として割ったり、子どもはよくそういうことをするけれど、それに対して怒る親もいるが、わざとでなければ怒る必要はないと思う。怒るのではなく、注意を促すというのだろうか、気をつけるよう子どもに言う方が子どもも素直に聞くのではないだろうか。
子どもは細かいところまでなかなか注意がいかないもの。何かに夢中になって他は見えていないというのもよくあることだ。
命にかかわるようなことや人を傷つけるようなことをしてしまったとき(道路に飛び出すとか誰かを殴るとか)のみ怒るべきだという考え方をする人もいる。
夜なかなか寝ない子に「早く寝なくてイライラする」という話を聞いたことがあるけれど、眠れないときは子どもだって寝れないものだと思う。「寝なさい!」と怒ったところで眠くなるわけではない。「眠れなくてもいいからおふとんでゴロンとしてなさい」私ならそう言う。


以前増田ダイアリーかどこかで、
「自分の親に対してイライラする」というような文章を見た気がするけれど、
親も自分とはちがう人間で、考え方もちがえば性格も違う。親と子、気が合えばいいけれど、性格的にどうしても合わないという場合もあるだろう。また年代の差で、どうしても考え方が合わないという場合もあったりする。親も長年の考え方を変えるというのは容易なことではないと思う。


もうそれはそれ、合わないものは合わないと割り切るしかないように思う。
ある程度距離を置いて接したほうが波風がたたず、お互いストレスにならなくてよかったりすることもある。


本気で怒りたければ怒ってもいい。ただし、本気で怒っても大丈夫だという関係、つながりであれば、という条件付きになるだろう。


でも、たぶん職場等における人間関係で本気で怒った場合、たいてい関係は壊れる。うまく修復できないことの方が多いように思う。


自分にものすごく不利益になるようなそういう場合は怒ってもいいと思う。けれど、それ以外のことで怒る必要はあまりないように思う。
考え方の違い、意見の相違というのは、あって当たり前だし、考え方や意見が違ってもなおかつなんとか折り合いをつけてやっていこうとするのが大人のやり方だと思う。
喧嘩よりも対話
話し合ってお互い納得できればそれがいちばんいい。相手には相手の立場があり状況があり考え方がある。そこのところを無視したところで対話は成立しない。


イライラや怒りが体によいとは思えない。
できればイライラせずに心地よい状態でいたほうがよいと思う。
どうやって自分で自分を心地よい状態にもっていくかなんだと思う。
そのもっていく方法として考え方を変えるという選択があるように思う。
考え方を変えるといっても、なかなか変えられるものでもなかったりするけれど、試しに一日イライラしないように怒らないように気をつけて、それを三日、一週間、二週間、一ヶ月と続けていけるようにするというのもいいかもしれない。

*1:暑くてイライラするというような場合は除きます。

*2:絶対に怒ってはいけないと言っているわけじゃないです。