やけにならないということ。

先日ある若い女の子が受けるはずだった試験を突然放棄してしまいました。
まわりは驚きました。「え、どうして?」と。


いつも元気でしっかり者の彼女でしたが、突然姿を見せなくなってしまいました。


その若い女の子と特に親しい子には時々愚痴を言っていたみたいです。勉強仲間との人間関係でいろいろ揉め事があったり…。いろんなことが積み重なって、絡み合って、とうとう試験を目前に、「もうやめたい、もうイヤになった」とそんなところらしいです。若い女の子と親しい子いわく「○○ちゃん、やけになってた」と。精神的にいっぱいいっぱいになり、もうダメだと思ってしまったのかもしれません。


試験ですので、受けるだけ受けてみるという選択肢もあったのですが、彼女は受けることもせず…。なんていうか、もったいないなぁと。せっかく今までがんばってきたのになぁと…。本人的にはおそらく「もうやめたい、もうイヤになった」というそのことでいっぱいで、他のことは考えられない状態だと思います。


そうですね、試験に限らず、他でもこういうことは起こりうることだと思います。
精神的に追い詰められていっぱいいっぱいになって、やけになってしまうこと。


んー、でも、やけになっていいことってないと思うのです。
あとで後悔することのほうが多いと思います。
怒りややけくその感情にまかせての行動がよい結果を生むというのは、まずないんじゃないかと思います。


若い頃はまぁ感情的になってしまうのもしょうがないのかなと思いますが、とりあえず、やけになってもいいことはないというのは頭の片隅に置いておきたいかな。


年をとるとともに気が長くなるというか、だんだん落ち着いてくるというのはあります。個人差はもちろんあると思いますが、わたし自身、年をとるとともに怒らなくなったなぁというのは感じてます。イライラすることも最近はないですし、落ち着いた自分でいられるというのは、本当に楽です。


一度頭に血がのぼると冷静になるのはなかなか難しいかもしれません。
が、冷静さをとりもどすことができるのは自分だけなんですよね。
自分で冷静さを取り戻す。
自分の気持ちをコントロールできるのは自分だけ。そう言ってもいいと思います。


やけにならないということ。
やけになってもいいことはない。
あとで後悔することの方が多い。

ということで考えたこと書いてみました。


感情にまかせての突発的な行動、言動をしてしまいそうになったら、深呼吸。
深呼吸してみるといいかもしれません。

それでは。