自分の本当の個性について

実のところ、最近まで自分の個性って自分でわかっていなかったのですよね。自分の性格もよくわからなくて。自分の個性ってなんなんだろうなぁと。


わりと若い頃に、それこそ子どもの頃から強烈な個性を発揮している人もいるわけですが、私は私でありながら自分というものがよくわかっていなくて、よくわからないので、自分の個性を活かせていなかったのですよね。


たぶん、周りの人のほうが私の個性や「komokoってこういうやつだ」というのはわかっているかもしれません。表面的に見えている部分で判断されているとしても、それはそれで仕方ないと思います。


「komokoさんって謎にしていることが多いですよね」そういう風に最近言われましたが、それは仕方ないです。わたし自身がそういう仕様なんです。インターネットリテラシーの問題もありますし、必要がなければプライベートなことはネット上に書きません。


ネット上のkomokoという人がそういう仕様であり、個性であることも踏まえた上で、ブログも読みにきてくれる人はきてくれるかな、と。


ここで具体的に書くのは恥ずかしいので書きませんが、自分の本当の個性というものがおぼろげながらわかってきて、こういう個性だからこそできることもあるだろうな、と。結局のところ、できることをやっていくしかないんじゃないかと。まずはできることから、ですね。


そして、できることをやっていくうちに何かを残せるのではないかと。実際、こうして書いてさまざまな文章を残していますし、これは私が存在したことの証明にもなるかな、と。他でもないkomokoという人が生きていたという証に。


こうしてネット上に残すことができるということに気づいて、毎日が充実してきたというのはあります。どうすれば毎日を充実したものにできるのか、わかっているかわかっていないかでは、大きな差が出てくると思います。もちろん、人それぞれ「どうすればいいか」はちがいます。



私のごく身近ではここまで文章を書いている人はいないです。高校時代は文芸部でしたが、今もこんな風に大量に文章や小説を書いている元文芸部員はおそらくいないのではないかと思います。(当時の文芸部員全員の現在を確認したわけではないので、あくまでもおそらくという推測ですが)
これまでかなりの文章を書いていますが(現在の記事数1532)、今でも書くこと、書いて自分の考えたことをさらけだすこと、そこには決して低くないハードルと躊躇と、ときに葛藤があります。あれこれ言われて凹むこともあります。減っていくアクセス数に不安になっていくこともしばしばです。焦ることもあります。「書いて残しておければそれでOK」という思いがある一方で、一人でも多くの人に読んでもらいたいという願望、欲も出てきてしまって、それゆえ苦しくなってしまって・・・というのも度々起きていることです。孤独を感じることもあります。


「書くことが好き=文才がある」というわけではないというのも、ブログを続けていてわかったことで、そもそも応募用の小説を書いていた頃から自分の文才というのはわかっていたのかもしれません。才能のある人はやはりちがいます。私に文才があるかといえば、ないでしょう。ないから悔しい。悔しいけれど、でも負けたくはないというのがあるのですよね。ココでも書きましたが、負けず嫌いです。ひそかに気も強いです。だからこう思うのです。自分に文才がないのであれば、補えばいい。補って、成長させればいい。


あきらめるには早すぎる。


好きなのにあきらめるってもったいないと思うのです。「あなたの好きというのはそんなに簡単にあきらめられる程度の好きだったの?」と。


私は時々読んだ人の心に刺さるようなことを書いているらしいです。柔らかい口調で、でも書いていることは厳しいよね、と。自分の心を見透かされているようだ、とも。
おそらくそれは私も同様に心に刺さるようなことを経験してきているから書けているのだと思います。苦しい思いをし、傷つき、身動きできないくらいの痛みに翻弄され・・・・・・。ただ、それらが永遠に続くものではないということ、それも経験でわかって、それを伝えたいとこうして書いたりしているわけです。
例えばこういう記事になります。

「明けない夜はない。いつか光は見えてくる」ということ。
http://d.hatena.ne.jp/komoko-i/20091110/p1


「柔らかい口調で、書いていることは厳しい」それもそうかもしれません。甘やかすばかりはよくないです。時に厳しいことを言ってくれる人も必要なのではないかと思うのです。結局のところ「自分の人生なんですよ、自分が主人公なんですよ。自分でやらなくてどうするんですか?」と。誰かに依存して生きること、誰かに自分の人生を委ねること、それはそれで楽かもしれません。でも、そのうち「いや、何かちがう」感じはじめると思います。「自分の人生これでいいのかな?」と。


何かの本を読んで気づいたのですよね。「もっと自由になんでもしていいんだ」ということに。制限しているのは自分で、できないと思いこんでいるのも自分。自分を強くできるのは自分だけです。そして自分の本当の個性に気づくのも自分だけ。


学ぶことはどこでもいつでもできます。成長することも。自分に足りないものがあるのなら補えばいい。自分の本当の個性に気づき、その個性が活かせる場所を見つけることで日々の充実度が増していくというのはあると思います。