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専門書を読むということ

専門書を読むと、次から次へと「知らないこと」「よくわかっていないこと」が出てきて、泣きそうになる。


どうして泣きそうになるのか。


自分の専門知識の無さは既にわかりきったことだから今更泣く必要はない。


専門という世界の深い淵の入り口に立って、その凄さに泣けてくるのだ。


専門書には故人を含む多くの大先輩方の、何千時間何万時間という研究によって導き出されたものがそこに記されている。これはすごいことだ。初学者の私が簡単に理解できないのも頷ける。専門用語ひとつひとつは先人の研究がなければ存在していない。つまり、先人の研究があって生まれたのが専門用語で、私など多岐にわたる専門用語を目にするたび目を白黒させている。
専門用語の意味を調べながら読み進めるけれど、きちんと理解しているか疑わしい。できれば専門書を書かれた方々に講義してもらいたいくらいだ。


専門書は難しい。しかしながら面白い。簡単にわからないところが面白い。調べに調べてわかったときの快感。「ああ、こういうことなんだ!」と、引き当てる快感は私を夢中にさせる。専門書は奥深く難解で一筋縄ではいかない。そこが魅力だ。


専門書の中には、まだまだ知らないことがたくさんあって、私をワクワクさせる。もっともっと知りたい。専門という世界にダイブして深く深く潜ってみたい。


まずは知ること。知って理解して、いつか語れるようになりたい。
「語れることがない」と言っていた自分を変えたい。
「この分野なら何時間何十時間でも語れるよ」と言えるようになりたい。


専門書を読むのは本当に面白い。
時間をかけて丁寧に地道に続けたい。