誰かと自分を比べて、「できない自分」が情けなくなることがある。
どうして自分はできないんだろう。不得意なことが多すぎる、と凹んだり。
でもまぁ「できることからコツコツやるしかない」とお得意の決まり文句を自分に言い聞かせ、なんとか踏ん張るのだけれど、今回ばかりは、その足が滑って、うまく立てないでいる。
自分ができないこと、足りないもの、失ったもの、そういったものばかりが頭に浮かんで、動けなくなる。いっそ開き直れたら、楽になれるのに、と思う。
できないから、なに?
足りないから、なに?
失ったから、なに?
だから、なに?
結局のところ、比べることで惨めな気持ちになり、やる気が消失するタイプの人間は、「比べないこと」「比べるのをやめること」。これに尽きると思う。
そうはいっても、隣の芝生は青く見えてしまうものなのだけれど、見えるだけで、見えないところで苦労があったり、つらいことがあったり、実情はわからないもの。
比べることは不幸のはじまり。
不幸の気分を味わうように仕向けているのは「比べている自分自身」だったのだと、今痛感しているところです。