ゆらぎながらも書いていく

言葉を選ぶとき
言葉に迷うとき
そのとき私はゆらいでいるなぁと思う。
ゆらいでいて、まるで水の中を泳いでいるみたいだったりする。
ぐーっと思索の海を潜って泳いで、そしてなかなかたどりつけない。


こんなことを考えたんだけど、書いて残しておきたいんだけど、でも言葉がすらすらと出てこなかったりする。
漠然と
ぼんやりと
そこはかとなく
何度も思い浮かぶのだけれど、言葉にならない。


たぶん、そういう言葉にならない感じは浮かんでは沈み、だんだんと私の中の底の部分を形作っていくように思う。底の部分。根底の部分。


今思っているのは、そういう言葉にならない感じが私を作っていって、なんていうのかな、それはずっと細く長く続いていって、ここで終わりということはないのだろうなと思う。


ゆらぎながらも書いていくこと。書いて残しておくことが大事なんだと思う。
そしてその過程――思索の海を潜ったり泳いだり――も大事なんだと思う。