『発信力 頭のいい人のサバイバル術 (文春新書)』樋口裕一・著を読んでみました。
まなめはうすさんで紹介されていた本です。
『発信力をつけよう―GoTheDistance』と『ブロガーのための文章作成心得+なぜ「文章力がある」と言われるのかを分析―ミームの死骸を待ちながら』を読んで、私も発信することについて考えてみました。
私の結論は
自分の考えを自分の言葉で表現できるということは自分にとってプラスになる。
黙っていても伝わらない。
恐れず素直に書いて発信しよう。
ということです。
実のところ、私の場合、言いたいことはあるけれど言えないまま飲みこんでしまうことが多いですね。私の性格的なものもあると思います。こんなことを言ったら変に思われるんじゃないか、嫌われるんじゃないかと言いたいことが言えないという人は案外多いのではないでしょうか。
喋ることが苦手、思うように喋れない、それは自分でもわかっていることで、喋るよりも書く方が楽。そう、楽なんです。頭の中に浮かんだ文章をどんどん文字にしていくその作業が楽しかったりします。
考えていることを自分の言葉で表現できるようになるというのは大きな強みになると思っています。
黙っていても人には伝わりません。何を考えているかわからない人と思われるだけです。
沈黙し、考えることも必要ですが、やはり伝える力、表現する力も必要で、その一方法としての「書く」という行為は私にとってなくてはならないものになっています。
書けないよりは書けたほうがいい。書く力は武器になります。そして表現力、語彙力はあった方いい。表現力がなかったばかりに伝わらなかったりすることあります。語彙力がなくてうまく説明できなかったり、もどかしい思いをしたり…。自分の語彙力の不足を感じるのでしたら、語彙について勉強してみるといいと思います。悩んで嘆いているだけでは成長しない。まずは何でもやってみること。調べてみることでしょうか。
語彙が増え、自由自在に言葉を駆使し表現できるになれば自信につながりますし、書く力があるということは評価されます。自分にとってプラスになるとそのように思います。(関連記事:『語彙力をつけるには』かみんぐあうとっ)
書くというのは自分と向かい合って「自分の中の声を拾うこと」だとそんな風に思っています。どんなことでも自分の中の声を見える形にすることで自分自身が満足するということはあると思います。すっきりするということもあるでしょう。自分のために書く。書いて、そしてそれを誰かに読んでもらえて、共感等得られるとすれば、それほど嬉しいことはないと思います。
自分と同じように感じている人がいる、同じように考える人が世の中にもいるんだ、ということは心強いことだと思います。それは趣味の分野でも言えることで、身近に趣味のことについて語れる人がいなくても、ネットを使えば、同じ趣味の人とつながることができる。趣味の話ができる。それって嬉しいことですよね。黙っていても自分がどういうことを考える人かどういうことが好きで興味があるのか他の人はわかりません。関心を持ってもらうには自己PRは必要。自分から発信することは必要になってきます。
そして、発信したあとのことですが、反応はいちいち気にしなくていいと思います。人それぞれ視点がちがいますし、価値観もちがうわけですし、それぞれがそれぞれの感想を持つものですよね。
そういったちがう考え方を知ることができるのもブログ等で発信してこそ、なのですよね。ああ、そういう風に考える人もいるのか、と知ることができます。他の人の考えを知って、刺激を受けて、またさらに考えを深めるということもあるわけです。いろんな人がいていろんな考えを持っている、いろんな考えに触れ、そして「自分はどう思うか考えるか」が大事なんだと思います。
うまく書こうとするとかえって書けなくなったりします。私の場合、素直に書きたいことを書くようにしています。自分の中から出てくる声を文章にする感じでしょうか。頭の中を流れる文章をキーボードをうちながら筆記しているような感じです。書くことで脳内が整理できますし、ログとして残すこともできます。
発信力 頭のいい人のサバイバル術 (文春新書)』
この本の中では『発信力』について細かく書かれています。ブロガーとして発信していきたいと思う人は読んで、そして自分で考えてほしいです。
私としては「発信したものに対する反応を気にしすぎない能力」というのも発信力のうちに入ると思うので、その能力を身につけたいですね。つい反応を気にして発信できなかったりするので。
まずは書いて発信してみることではないでしょうか。
恐れず素直に。
- 作者: 樋口裕一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/02
- メディア: 新書
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