夜闇をおちる雨は見えないけれど

夜闇をおちる雨は見えないけれど
外灯の白い光が反射する水たまりに
線香花火みたいな雨の跡。
空から落ちた雨粒がたどりついた場所。
羽を休める場所。



映画『かもめ食堂』はDVDで何度も見た。原作は読んだことがなかったなぁと思い、読んでみた。

自然に囲まれている人が、みな幸せになるとは限らないんじゃないかな。どこに住んでいても、どこにいてもその人次第なんですよ。その人がどうするかが問題なんです。――かもめ食堂群ようこ

なるほど、確かにそうだなと思う。
都会で暮らしていても幸せになれると思うし、田舎でもじゅうぶん幸せになれると思う。その場を――今いる場所――をどれだけ心地よい楽しいものにするかなんじゃないかな。


その人がどうするか、自分がどんな風にするか。


成長や変化を求めて引っ越ししたりというのもよいと思う。わたし自身一箇所にずっと留まっていないといけないとは思っていなくて、わりと身軽にどこでもいける自分でありたいな、と思う。何かがきっかけで今住んでいるところから引っ越すことになっても、それはそれで全然構わない。そうですね、都会でも田舎でもマイペースで楽しく暮らせるんじゃないかなと思う。


どこで暮らすとしてもわたしはわたしだし、わたしらしくありたいというのはあるかな。自分らしく。自分らしさをたいせつにしたい。でもそれで自分らしさを重要視しすぎてまわりに迷惑をかけてしまったりワガママになってしまうのはよくないと思う。自分自身気をつけないといけないなぁと思ってる。まわりの人があってのわたしで、わたしは本当にいろんな人に助けられているなぁと思う。わたしがまわりの人に一体どれくらいのことができているのかなと思ったら、ちょっと申し訳なく思ったりする。


本当に本当にいろんな人に支えられているのだなぁと思う。


今ここでわたしがのんびりマイペースでいられるのもいろんな人に支えられているから。
わりとですね、自分のことは自分できっちりしたいタイプだったりするのですが、それでも遠くから見守ってもらってるっていうのは感じてますし、安心するっていうのかな、うれしかったり……。



夜闇をおちる雨は見えないけれど
外灯の白い光が反射する水たまりに
線香花火みたいな雨の跡。
空から落ちた雨粒がたどりついた場所。
羽を休める場所。



今日も一日がんばりました。
あとはゆっくり休みましょう。