技術職。残る人は残る世界。

先日、ある人と話をして興味深かったので書いてみます。
その人は私よりも年上で技術職をされています。
その人いわく「技術職って残る人は残る世界。逆に言えば、その職に向いていなかったら残れないし、去っていく」と。


技術職に限った話ではないのかもしれません。仕事をやめていく人はいます。仕事に向き不向きはあって、やはり人には得意不得意があったります。仕事として続けていくには困難になってやめていく人というのはいると思います。


その人の話を思い出しながら書いてみます。
同期で、同じ頃に採用された人でも、次第に差が出てきて、これは仕事に対するモチベーションの違いからくるものが一番大きかったりするらしいのです。元から技術に差がある場合もあるけれど、やはりやる気、モチベーションがかなり左右すると、その人はおっしゃってました。
仕事に対するモチベーションをいかに継続させられるかなんだと思うのですが、ある程度技術(スキル)が身につくとそれで満足、それでOKだと思って、それ以上のレベルを目指そうとしなくなるのが困るのだそうです。
その人は技術職の中でも統括したり指導する立場にあるらしく、さまざまなレベル、さまざまなモチベーションの人を統括指導していくのはななかなか難しいというようなことをおっしゃってました。
長期的にレベルアップをはかったり、技術を磨きスキルアップしていかないといけない世界なのに、またどんどん技術を磨いていってほしいのにそれがなかなかできない人が多くて、と。仕事をしながらその仕事の中で技術はどんどん磨けるはずだともおっしゃってました。
だんだん技術者の中でも個体差が出てきて、できる人できない人が目に見えてくるようになって、できる人は仕事も面白いからスキルアップしようとするし、逆にできない人はモチベーションも低く、そういうのは周囲もわかるし、お客さん(クライアント)も嗅ぎとってしまうものなんだそうです。「おたくの○○さんってなんかやる気なさそうですよね」と。まぁそういうことをお客さんから言われたことがあるそうです。
そうこうするうち、本人がこの仕事は向いていないんじゃないかと思いはじめて、結局やめていく、と。
だから「残る人は残る世界」だと。
向いていないからと仕事を変わって、変わった先でイキイキと働いている人もいますよ。まぁ、そういう人ばかりでもないのですけれどね、と。