「転職してうまくいく人」について考えてみた。

「転職してうまくいく人」は

1.否定形でしゃべらない


2.自分の「相場」がわかる


3.自己分析ができている


4.仕事のためのコミュニケーション能力がある


人を見抜く力 人を見る目がある人は、人のどこを見ているのか (セオリーBOOKS)「転職していい人、悪い人」p132 より

らしいです。

また、転職に向く人、向かない人というのはやはりあるようです。
「年齢は多少高くても即戦力となる人材がほしい」という企業はやはりあると思います。
「マネジメント能力のある人材が不足している企業が多い」らしいです。裏返せば、マネジメント能力がある人が今多く求められているということになると思います。

1.否定形でしゃべらない

やはりですね、会社に不満があってそれが嫌で転職を考える場合、次の会社でもやはりいずれ不満は出てくると思うのですよね。
『〜してくれない』『教えてくれない』『人を大切に扱ってくれない』など、他者への不満ばかり連発する人は、転職が難しいタイプなのだそうです。

2.自分の「相場」がわかる

自分の「相場」って、なかなかわからないもの。
わからないけれど、自分のこういうところは評価できるし、逆にこういう部分はもっと求められるだろうなぁとか、自分の現状がわかっていないと転職は難しいだろうな、と思います。

3.自己分析ができている

自分の評価できるところ、自分に足りないところがわかるというのは、つまり自己分析がきちんとできているかどうか、なのですよね。
ものすごく自己評価が高い人もいますが、それはそれで見抜かれるもの。
ある人は面接で、自分がある仕事についてどれほど頑張ってきたかを力説したそうなのですが、言い方がまずかったのか、「さも自分ひとりですごいことをやってのけた」みたいに取られ、結局その会社は落ちてしまったそうです。


逆に、自己評価が低すぎても、雇う側としては困るものだったりします。例えば「たいしたことはやってきてない自分ですが、こんな自分でよかったら採用してください」みたいなそういう態度では、おそらく採用されないと思います。


自分は今こういう部分が足りないけれど、少しずつでも改善していきたい。そういうスタンスのほうがうまくいくと思います。
どうせ○○だし、というのスタンスではうまくいくものもうまくいかなくなるのではないでしょうか。

4.仕事のためのコミュニケーション能力がある

職場で饒舌である必要はないと思うのです。お喋りである必要は必ずしもない。けれど、仕事を進める上で、コミュニケーション能力はやはり必要。黙っていてもわかりません。職場において「沈黙は金」だとは思っていません。


普段口数は少なくても、きちんと周りの話を聞いて、思うことがあるときはきちんとそのことを口にする人が前の職場にいました。雑談は苦手みたいで、黙って聞いているタイプの人で、それはそれでよいと思うのです。会社で働いていく上で饒舌でお喋りでなければならないというのはないと思います。むしろ人の話をよく聞き、言うべきときにきちんと言う、そういうスタンスの方が好まれるかもしれません。人の話を聞かない人、だんまりで何を考えているかわからない人は、やはり同じ職場でもやりにくいですね。いっしょに働きたいと思わないのではないかと思います。


人の話を聞くことは大事で、最近は自分の言いたいことは言うけれど、人の話は聞かないという人が増えてきているように思います。
また話し手の意図が読めない人はやはりいるように思います。
話を話し手の意図とは違う解釈をして、それに気づかず自分の論をどんどん広げていってしまったり。(はっきり言ってひかれます)


面接でもそういうところは見られると思います。
面接官の質問をちゃんと聞いているか。きちんと答えようとしているか。
自分を良く見せようと過度に飾っている場合も案外それは見抜かれているものだったりします。


人の話を聞かない人、聞いても生返事しかしない人、ひとりでどんどん突っ走ってしまっていく人、他の人の仕事や会社をけなす人、そういうタイプの人は、転職して会社を変わったとしてもやっぱりうまくいかないんじゃないかな、と思います。

追記
裏返せば、人の話を聞く人、聞いてきちんと答える人、ひとりでどんどん突っ走らない人、他の人の仕事や会社をけなさない人、そういう人は転職して会社を変わってもうまくやっていけるのではないかと思います。


読んだ本です。

人を見抜く力 人を見る目がある人は、人のどこを見ているのか (セオリーBOOKS)

人を見抜く力 人を見る目がある人は、人のどこを見ているのか (セオリーBOOKS)