「失敗を未然に防ぐ」ということ。「失敗を生かす」ということ。

失敗は誰でもするもの。しかしながら、あらかじめ知っておくことで失敗が未然に防げるというのはあると思うので、そのあたりもメモして残しておきたいな、と。

1.「失敗を未然に防ぐ」ということ。

記事によると中国人に対してということのようです。

「絶対に言ってはいけないこのセリフ」
場面1:みんなの前で叱って「面子をつぶすこと」
場面2:そんなこと常識だろうと「自分で考えさせる」
場面3:「言い返す」
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20111124/201866/?rt=nocnt
Tech-On!)より

まぁなかなか難しいと思います。私が普段接する中国からの留学生ははっきり主張する人が多く、昨日も書きましたが「言いたいことは言わないで、あとになって、不満顔をしている」日本人とは対照的な感じがしています。言いたいことは言う。不満なことはそれを言葉でしっかり相手に伝える、それが当然で、そうしないと自分は不利益を被ってしまう。生きのびるために自己主張が必要な環境で育ち、周りもそういうスタンスの人ばかりであれば、本人もそれを普通と感じ自己主張していくようになる――まぁ当然といえば当然かもしれません。日本人の方が我慢強く言いたいことも言わずに飲みこむ的な人は多いような気がします。勿論、そうではない人もいるわけですが。
まぁ誰もが言いたいことを主張しはじめると、それはそれで収拾がつかなくなるわけで、収拾力というのかな(混乱を収める力)というのも場合によっては必要となってくるかもしれません。リーダーとなる人には収拾力あってほしいですね。混乱をいかに収めるか、収拾するか、リーダーの能力の見せ所かな、と。

2.「失敗を生かす」ということ。

失敗を生かすということ。これは大事ですよね。失敗から学ぶこと。失敗を繰り返さないこと。失敗を繰り返さないためには「失敗の原因を把握すること」「失敗しないための方法を見つけること」そういったことになるわけですが、これがなかなか難しいのですよね。失敗の原因Aについてはクリアできても、また別の失敗の原因Bで失敗したり。想定どおり、思うとおりにはいかないもの、そう思ってとりかかるのがいいのかもしれません。「まぁなんとかなるだろう」くらいで取り組んで、まぁたまたまうまくいくこともあるかもしれないし、もしかしたら、大失敗するかもしれない。失敗の原因はたいていは準備不足だと思いますし、とはいえ、いくら準備していても失敗するときもあるわけで、まぁ難しいですね。それでもやってみないことには成功も結果も出ないわけで、失敗をこわがらないでやってみる「思い切り力」、失敗に動じない「精神力」みたいなものはやっぱりあったほうがいいな、と。

最近読んだ本で『どんな時代も乗り越える「失敗力」の生かし方』というのがありました。
海外勤務においての失敗のケースとそれについての具体的なアドバイスが書かれています。海外勤務になるかも!?という方は読まれてみてもいいかもしれません。

無数の失敗の中に、解決の糸口があったのだ。

というのも頷けます。解決の糸口はきっとあるはず。

「失敗してそれで終わりじゃない」そう思います。失敗したとしても何か学ぶことはあるはずなのですよね。どうして失敗したのか。もしこうしていればよかったんじゃないか、そういう解決の糸口を見つけて、またトライする。
トライ→エラー→トライ→エラー→トライ→成功
この流れはたいていのことに言えるのではないかと。
長くなってしまいましたが、失敗することをこわがらずどんどんトライしていきたい、そう思います。どんどんトライしていくうちにだんだん精神的なタフさというのも身についてきたりというのもあるかもしれません。
読んだ本です。

どんな時代も乗り越える「失敗力」の生かし方

どんな時代も乗り越える「失敗力」の生かし方