どうにかこうにかやっていくしか!

「まぁ人生って、そううまくいくことばかりじゃないよね」

みたいなこと書くと、えらく年をとってしまったような気もしないでもないのですが、うまくいくことばかりじゃないという悟りにも似た心構えがあると、ひどくがっかりしてしまったり、滅入ってずぶずぶと暗い沼に沈みこんで身動き取れなくなるようなことも(おそらく)ないので良いのかな、と。


「うまくいくことばかりじゃないけど、まぁたまには良いこともあるよね」と、ささやかなことにしあわせを感じたり、執着を手放したとたん、新しい道が見えてきたり、新しい出会いがあったり・・・。なんかしみじみ書いてますけど。


ブログには、自分のことをあからさまに書きたくないというのが実はあったりするのですけれど、でも、ちょっとは自分のことを出してもいいかな、とも思いながら書いている部分もあるのですよね。ブログに書いていること全てがノンフィクションというわけではなくて、まぁフィクションの部分もあったり。我ながらきれいなことうまいこと書いてるなぁと思うときもあったりするわけで・・・。


順風満帆でなんでもうまくいっている人の話を聞いても「そうなのですね。よかったですね^^」としか言えなくて、まぁ見栄やプライドでうまくいっていることしか言わないのかもしれないし、うまくいっていることの一部はフィクションかもしれないし。逆に、自分がいかにどれだけ不幸かを滔々と語られても、これまた困るのですけれど。どうして困るかというと、語ることでその人はスッキリするかもしれないけれど、ひたすら聞かされたほうは、どうしようもないのですよね。これも「そうなのですね。たいへんだったのですね」としか言えないというか。まぁ自分のことを語るというのは難しいというところでしょうか。話が自慢っぽくなると「はぁ・・・。要するに自慢したいんですね」となるし、あれこれ苦労話ばかり並べられてもうんざりしてしまう。


とはいえ、それでも何か言いたいと思うもの。自分のことを言っても良いし、自分以外のことについて言うのも自由なわけで。言うことで勘違いされたりということもあるのだけれど、でもまぁ中にはわかってくれる人もいるんだということで、とりあえず救われるのかな。救われるというか安心するというか。


ブログに関して言うと、書いたものに「良い」も「悪い」もなくて、「正しい」も「間違ってる」もなくて、まずは書いて読んでもらえるような状態にしておくこと。うまく書くにはやはりある程度の努力が必要で、天才的な書き手というのも世界には存在しているけれど、その書き手もやはり「書いている」。そのことをいつも頭の片隅に置いておきたい。


「評価を怖がる前にまずは書こう!」とそういうことも言えると思う。「人生ってうまくいくことばかりじゃない」というのと同様に「書くってそううまく書けることばかりじゃないよね」と思うのです。うまく書けるか書けないかは書いてみてからの話でしょ、と。そもそも「うまく書けるってどういうことなの?」って話もあるし、うまく書けたというのはもしかしたら自己評価でしかないかもしれないし。


自己評価でうまく書けたと思うなら、それはそれでいいし、「まだまだだ」と思うのなら次頑張ればいい。私は後者かな。いつも「まだまだだなぁ」と思っている気がする。


そして「人生ってそううまくいくことばかりじゃないよね」というのも支持するし「うまくいくことばかりじゃないけど、それでもどうにかこうにかやってるんだよ」と言いたい。


どうにかこうにかしてやってきたから、これからもどうにかこうにかやっていくしかない。まだまだこれからだよ。こう書くと、なんかこれも悟ってるっぽくて、なんだかなぁと思うけれど、本音だからなぁ。どうにかこうにかやっていくしかない。呪文みたいだけど「どうにかこうにかやっていくしか!」ってことで、これを今日のタイトルにしよう。うん。それがいい。そうしようそうしよう。