セルフエフィカシー(Self-Efficacy)という心理学用語があります。“エフィカシー”は薬などの「利きめ・効力」を意味します。自己が目標を達成できる、成功できると信じる能力のことを言います。自己効力感と直訳されていますが、あまりしっくりきません。セルフエフィカシーとは、「自分の存在価値を信じる」といった根源的なものではなく、限定的な自信であり、「達成するための自己信頼感」と言えるでしょう。専門家によれば、セルフエフィカシーを高めるためには成功体験をたくさん積めばいいということです。
自信がないこと、そのことが長年のコンプレックスだったわけですが、この『「センスいいね!」と言われる人の思考術』を読んで、そのコンプレックスから解放されそうです。
じつのところ、成功や失敗は、その人の心が決めることでしょうから、実態は存在しません。オリンピックで銀メダルをとっても途方に暮れる人もいます。
しかし、セルフエフィカシーの高い人は、メンタル的にも大らかで安定きています。周りに寛容になれたり、美しいものに気がつくのかもしれません。センスのいい人は、総じて自信に満ちている所以でしょう。
このセルフエフィカシーの高い人、メンタル的にも大らかで安定している人になりたい、そう思ってます。
周りのすごい人を見て自分を卑下するのではなく、「いつか自分もあんな風になるぞ」と自分を鼓舞する方向でいきたいな、と。
地道に続けることに関しては自信があります。立ち直りが早いのも私の長所だと思います。結局のところ、そのあたりを信じて、動いていくしかないんじゃないかと。誰かと比べるのではなく、自分を信頼してやっていくということ。
何かを継続し、成し遂げるには、多少冷たい水がかかっても気にしないくらいの図太さ、大らかさも必要で、これが「鈍感力」「スルー力」なのかもしれません。
失敗続きでもめげない。
暗い表情を表に出さない。
口角をあげ、顔をあげる。
自分を信じて動いていこうと思います。
読んでいる本です。
- 作者: トミタ・ジュン
- 出版社/メーカー: アチーブメント出版
- 発売日: 2011/10/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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