人を動かすには・・・・・・

人を動かすには、人を動かすためには・・・・・・ということを考えることがあった。
まずは相手を褒めること、そこからじゃないだろうか、と。
わたしも怒られるより褒められるほうがいい。褒められたほうがやる気が出る。
怒られたり貶されたりして発奮するタイプの人もいるとは思うけれど、大部分の人は嫌な気持ちになったり意気消沈して何もしたくなるのではないだろうか。


人は褒められたいもので、それは人には承認欲求があると言い換えてもいいと思う。個人差はあるものの多かれ少なかれ承認欲求を人は持っているのだから、それを満たすことは何も悪いことではない。私は「自分で自分を褒めるのも有り」だと思っている。むしろ、どんどん自分で自分を褒めていいと思う。自分なりに、まぁ自分ができることをやっているよね、と。できないことはどうしたってできない。できることをひとつひとつやっていくしかない。


時折、人に対してとてもシビアな(厳しい)人がいる。「どうしてそんなこともできないの」と。
できる人にはできない人の気持ちはわからないのだと思う。誰もが自分と同じレベルだと思うのはまちがっていて、その人にはその人のレベル(できること)があるので、難しいことだけれど、その人のレベル(できること)を見極めることが重要だと思う。


年齢や経験、能力、スキル等千差万別で、10言っても1しか理解しない人もいるし、さらには言ったことを曲解、誤解する人もいる。そこをうまく調整するのが上司やリーダーの腕の見せ所なのだけれど、上司やリーダーが内心で「あいつはわかってない」「あいつはできない」と思っていると、それは相手に伝わる。相手を軽く見ているのは普段の様子や発言でわかるものだ。軽く見られて良い気持ちになるはずはなく、やる気もなくなる。部下も上司に見切りをつける。この上司の下では働きたくない、と。
これも難しいことだけれど、切れないハサミを切れるようにするのが上司やリーダーの仕事で、やる気がない人にやる気を起こさせるのも彼らの仕事だと思う。


やる気を起こさせるには、冒頭でも書いた「褒めること」そこからだと思う。
「あいつに褒めることなんかない!」などと思っているうちは何も変わらないと思う。
なにかあるはず。注意深く相手を見れば、なにかひとつくらいあると思う。


褒めることは難しい。どう褒めたらいいかわからない。わたし自身そう思うことも多い。多いけれど、言葉にしなければ相手に伝わらず、相手も動かない。特に仕事において的確な指示は必須だ。「相手が理解できる的確な指示」を出してこそ人は動く。曖昧な指示では人は動かないし、こちらの意図とは違う動きをする。


まとめると、「褒めること」と、それプラス「相手が理解できる的確な指示」が人を動かす。順番的には「相手が理解できるような的確な指示」→「褒めること」が人を動かすと書いたほうがいいかもしれない。


長くなったので、今日はこのへんで。