モヤったことを口に出すということ

本音をすぐ口にするのは好きではない。
「なんでも思ったことを言えばいいってものではない」と思っているのはまぁ今も変わらない。


しかしながら、仕事でモヤモヤさせられることがしばしばあって、
そういうときは、しばらく考えたうえで、ことばを選んで、口にするようにしている。


口にすることばは、かなりの爆弾発言になったりするのだけれど、
モヤモヤしたこと、略して「モヤったこと」を溜めこむのは正直ストレスだ。


先日もモヤったことがあったので、
周囲の状況やタイミングを見計らったうえで、
モヤったことを口に出した。


「それは知らなかった」と言う人もいれば、
「たいへんだったね」「それはモヤるよね」という同情的な反応の人も。


わたしがこういうモヤモヤしたことを抱えたまま仕事をしたくないというのをわかってくれる人もいて、
対策できるのなら対策した方がいいと言ってくれた。




ぶっちゃけ、モヤったことが解決したわけではない。
解決したわけではないが、ことばにして周囲に伝えたことで、
「モヤったことがあったこと」「解決したほうがいいこと」の共有はできたように思う。
もしかしたら、次は我が身、自分がモヤる番になるかもしれないと思った人もいたかもしれない。


しかしながら、中には、わたしがモヤったことは「よくあること」で、そんなに大げさにとらえるようなものでもない、というスタンスの人もいた。


キャパが大きいというか、経験値やレベルがわたしとはちがうのだろう。
それはそれで、そういう反応があってもまぁ当然かもしれない。


「大げさにとらえるようなものでもない」と言われても、でも当の本人(わたし)がモヤったのは事実なのだから、
それを言語化するのは本人の自由だろう。


モヤったことを誰かにわかってもらえた、それだけで精神的に楽になるというのはある。


モヤったとき、咄嗟に感情的に口にするのではなく、
しばらく考えて、ことばにするようにしている。


まぁしばらく考えても、うまくことばにできないときもあるのだけれど、
それはそれで、仕方ないと思っている。
多少のあきらめモードで、それでも進んでいくしかないなぁと。


長くなったので、このへんで。