「手元に置いて繰り返し読みたい本、その本についてあれこれ書きたいと思うほどの本」について考えてみた

komoko.hatenablog.com
ここで以下のように書いたのだけれど

丁寧に深く読みこみたくなるような本というのは、感覚でわかる。
「これはずっと手元に置いて、くり返し読みたい本だ」というのは読んでいるうちにわかってしまう。

この本というのは活字に限らず、漫画の場合も多い。


昨年もずっと手元に置いて繰り返し読みたい本を見つけたのだけれど、こういう本はなかなかめぐりあわないように思う。


本を読みながら、考えこんでしまうことがある。
考えてしまうと頭の中が様々なものがぐるぐる回る洗濯機状態になる。
いつまでも回り続け、一向に止まる気配がない。


考えながら、時折反論したくなる。
作者(作家)はこう書いているけれど、自分はそうは思わない。
自分は……と自分の考えを吐露し始めたら、書かずにいられない。


過去そういう本や漫画の感想(レビュー)サイトをしていたこともあるけれど、なかなか時間がとられて楽しいけれど大変だったのを思い出す。また、自分の感想(レビュー)に批判的、否定的、誹謗中傷的なコメントが来たりして、それもなかなかつらかった。まぁ当時は若かったこともあり、それらにうまく対処できなかったというのもある。


本や漫画を具体的に例にあげて、あれこれ書くのは、実のところ難しい面があり、今のこのブログで書こうと思っても躊躇してしまうことが多い。上記の感想(レビュー)サイトをしていた頃は、エゴサーチして読みにきた作家さん本人もいたりして、嬉しい反面、怖いとも思った。まぁ、当時かなり尖った感想を書いていたりしたし、感想を書くことで自己顕示欲を満たそうとしていたところがあって、いやはや若かったなぁと。(今は閉鎖してそのサイトはありません)


さて、話を戻して、「手元に置いて繰り返し読みたい本、その本についてあれこれ書きたいと思うほどの本」というのは、希少で、それゆえ大事に自分の中にしまっておきたいと、そういう風に変わってきた。年をとってきたせいもあるだろう。


なんというか昔は「書いたものを読んでもらいたい!」という自己顕示欲が強かったのだけれど、今はそうでもない。まぁ誰かここに書いておけば読んでくれるだろう、と。
「手元に置いて繰り返し読みたい本、その本についてあれこれ書きたいと思うほどの本」に出会ったとして、本の感想をまた書きたくなることもあるかもしれないけれど、それよりは「心の中にしまっておいて熟成させたもの」を文章にしてここに載せたい。


「手元に置いて繰り返し読みたい本、その本についてあれこれ書きたいと思うほどの本」というのは、確実に自分に影響を与えている。その影響は自然と表に出てくるものだろうし、まぁ影響を与えるものは本だけではないわけで。
まぁ生きている以上様々なものの影響を受けるわけで。それはそういうものなんじゃないかと。


さまざまな影響を受けて、そのうえで文章を書いていきたい。少しずつ変化していく自分の文章を書き残しておきたいな、と。


長くなってしまったので、このへんで。
ストックがあったら、また予約更新します。(予約更新はPM9時の予定)