仕事と想像力

特別クリエイティブな仕事をしているわけではないけれど、仕事に想像力は必要だと思う。

クライアントがどういうことを望んでいるのかを想像できるか、できないか。

これは重要だと思う。
クライアントの気持ちになって、クライアントが求めるものを想像し、準備すること。作ること。それが仕事の成否に大きく係わってくると思う。


クライアントが求めてもいないことを延々と準備し、納品したところで、クライアントはがっかりするだけなのだ。


クライアントは思うだろう。いや、ちがう。こういうのを求めているんじゃない、と。貴方はちゃんと話を聞いていたのか?と。


クライアントはやはり期待している。期待しているがゆえにがっかりする。
こちら側としては仕事としてやっている以上クライアントをがっかりさせたくないというのがある。


クライアントの気持ちになってクライアントが求めるものを理解するというのは、なかなか難しい。そこには想像力が必要だ。


が、「ああ、クライアントはこういうものを求めていたんだな」というものを出せたときは、サヨナラホームランを打ったような、そんな気持ちになる。


「そうそう、これ、これだよ、これ!」
求めているものを見たときのクライアントの目の輝き、表情はやはりちがう。


クライアントそれぞれに求めるものはちがう。ゆえに想像力を働かせても時に空振りすることはある。そっぽ向かれるときもある。が、それでもめげていられない。仕事を成功させること、仕事を仕事として成立させること、それまで諦めるつもりはない。また、あっさり依頼から手をひいてしまうことは信用を失うことにも繋がりかねない。


クライアントがどういうことを望んでいるのか、どういうことを求めているのか、想像力を存分に働かせられるようになりたいと思う。もっともっとさまざまな視点で想像できるようになりたいと思う。


クライアントの笑顔、満足そうな顔を見たい。心からそう思う自分がいる。