日々の積み重ねが、いつしか自分の“らしさ”になっていくと思うの。だからそこはゆずれない。言葉はその人を作るっていうのが私の持論でね、その人の口にした言葉がその人の一日を作り、一週間を作り、一年を作るんですよ。言葉がその人自身を決めるのだから、そのときどきに使う言葉は考えて考えて余りあることはないと思う。まして私たちは公共の立場で言葉を発するのですから、真剣にならざるを得ないです。
『ひるまない (Grazia Books)』より
安藤優子さんの言葉です。
言葉はその人を作る
その人の口にした言葉がその人の一日を作り、一週間を作り、一年を作る
本当にそうだと思います。
言葉は日々の積み重ねで、自分が発する言葉で他の人は判断するもの。Twitterでもそうですが、いつも怒っているようなそんなツイートをしている人は、たぶん怒りっぽい人なのだろうなと思いますし、愚痴が多い人はいろいろと不満が多いのだろうなとか、言葉の積み重ねでその人のイメージが徐々にできあがっていくというのはあるように思います。
まぁ逆に言えば、言葉を選んで発することで自分好みのイメージを創りあげることもできるわけで、そうしている人もいるでしょうし、それが悪いことだとも言えないです。発する言葉は本人の自由なのですよね。言葉は自由に発していい。
まぁ「いちいち他者が持つ自分のイメージとか気にしていられないよ」という人もいると思います。それはそれでよいと思います。他者の目を意識しすぎると何をするにしても躊躇してしまい、思うようにできなくなってしまうというのはありますし。
他者が持つ自分のイメージについて気にしないでいられるのであれば、それはそれで楽かな、とも思います。わたし自身こういうこと書くと自分のイメージが崩れちゃうかな、と書けなかったりすることも多いので。もっとも崩れたところで、崩れた自分も自分にはかわりないのですけれどね。良いイメージだけを維持し続けようとするのは、なかなか疲れることかもしれません。まぁ時にグダグダなときがある方が人間らしいとも思いますし。
日々の積み重ね。使う言葉。それらがその人らしさとなっていく。それはあると思います。どんな言葉を使うかはその人の自由ですし、わたし自身、いつも綺麗な言葉ばかり使わなければいけないとは思ってないです。時にはゆるくぐだぐだであってもいいかな、と。要は、オンとオフの使い分けでしょうか。普段はゆるくラフでも、きちんとした言葉を使わなくてはいけない時には使えるようにしておきたいかな、と。
読んだ本です。

- 作者: 安藤優子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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