作ったものに自分らしさが表れるということ。作ったものでイメージするということ。

先日自分で作った(デザインした)自分の名刺を渡したところ、渡した方から言われました。
「○○さん(わたしのこと)らしい名刺ですね」と。
「自分で作ったんです。印刷もうちにあるプリンターで」とわたし。
「○○さんらしさが表れてていいですね。ほんわかした感じが伝わってきます」と。


ああ、そうなのか、やはり自分で作った名刺には自分らしさが表れるのか、と思ったわけで、これって良いことなのではないかな、と。ほんわかとしたと言われたのもうれしくて、実際そういう感じのものを意図してデザインしたので、そう受け取ってもらえてよかったな、と。


印象に残る名刺、残らない名刺、これは確かにあると思います。画一的でよく見かけるような名刺だとやはり印象に残らないです。「あれ?この人ってどんな人だったっけ?」と名刺の名前を見ても顔を思い出せないことあります。会社でフォームが決められていて変更できない場合は仕方がないですが、自分で名刺を作るのであれば、業者等に頼む場合でもデザインは自分で選べます。そこに「自分らしさ」を加味することで、印象に残り思い出してもらえやすくなるというのはあるかな、と。デザインした時点で、その人らしさがそこには含まれていて、人はそのデザインを見てイメージし、その人を思い浮かべるということ。それはあるかと思います。


今でも思い出すのは、名刺に「寿」の文字がデカデカと入った名刺だったりします。
「え?なんで寿?ブライダル関係の仕事をしているの?」と不思議に思って尋ねたところ、「寿という漢字が好きだから。おめでたい感じが大好きなんです」と言われ、「Tシャツとかにも寿の漢字をプリントして入れたりするんですよー。仕事は全然ブライダル関係とかじゃないですー」と。
確かにその人はテンション高めで、おめでたいことお祭り騒ぎが好きそうな人で、「寿」という漢字はその人をよく表しているなぁと思った次第で、十年以上経って今はもうその寿名刺は手元にないのですけれど、今でも思い出すくらいの名刺だからすごいな、と。


やはり覚えてもらって後々で思い出してもらえるレベルとなるとそれなりにインパクトが必要ですよね。あー、これは就活とか転職の活動でも言えることかな。他の人との差別化、印象に残るためにはどうすればいいか。インパクトと言っても相手がひいてしまうようなインパクトは避けたいですし、そもそもどういう自分らしさを全面に出すか、それもありますし・・・。


長くなってしまったので、そろそろまとめたいところですが、うーん、どうまとめますかね。「名刺。どうせ作るなら印象に残る名刺。」という感じでしょうか。作ったものを見て相手はイメージするもの。その点を考えると、当たり前かもしれませんが、相手に残したい自分の印象(イメージ)のものを作るといいかもです。今日はこのへんで。