今週のお題「卒業」―卒業は「通過点」。これから起こることを楽しみにする。

今週のお題「卒業」


今までも何回か書いたけれど、わたしは自分のブログを振り返って読むことがほとんどない。
ふりかえると、まぁいろいろと考えたり思うことがにじみでてくるけれど、それらは心地よいものばかりではない。思い出したくないことも乾ききったご飯粒のミイラのように記憶のところどころに貼りついていたりする。まぁ貼りついていたからなんだとも思う。もうすっかり乾ききって、ミイラ化したご飯粒をわたし自身も忘れてしまっている。記事を読めば思い出すけれど、読まなければ思い出さない。そんなものだ。


今週のお題は「卒業」ということだけれど、ことさら卒業に関して感慨深いものを感じることがなく、卒業式で泣いたこともない気がする。寂しいとか感傷にひたるというより、それまで縛られていた学校という組織から解放される、その嬉しさが勝っていたように思う。これから起こることのほうが楽しみで、ふりかえったところでそれらはすべて過去のこと。もうそこには戻れないし、そのときそのとき精一杯やっていたから、もうそれでよいではないか。そこでやるべきことはやった。だから次のステージへ行く。まぁステージが進んでも、なんだかんだと悩ませることやストレスなことはふりかかってくるだろうけれど、そのときはそのとき。「経験値が積める」と思って落ち着いて対処しようと思う。


「卒業」は区切りであるとともに、通過点でもあるように思う。大事なのはこれから。まだまだ人生は続く。続いていく以上楽しみながら、いろいろなことをやっていきたいものだ。自分を楽しくさせながら、と書いてもいい。とりあえず、卒業という通過点に自分をもっと褒めてあげてもよかったのかな、と今になって思う。窮屈な学校、やりたくないこともやらされた学校からよく逃げなかったものだ。我慢とか忍耐を覚えることができたので、まぁよかったといえばよかったのか。学生時代、楽しかったこともいろいろあったはずなので、その楽しかったことを思い出せるくらいの時間や心の余裕がほしいものだ。