いつか振り返るためにブログを書く(忘却防止。)を読んで。
私が生まれ育った家は、もうない。
緑に囲まれた田舎の古く大きな家だった。
生まれ育った家はもう解体されて、更地になっている。
私の記憶の中にしか家はない。
それをとても哀しく思う。
子どもの頃の思い出がいっぱいつまった家だ。
たくさんたくさん写真を撮っておけばよかったと、今になって思っている。
記憶で残っているのみだ。
混沌でカオス。
わけがわからないのが私の脳内だ。
悩みはあいかわらず。
ついつい考えすぎてしまう。
ついつい気にしすぎてしまう。
そんな私なので、頭の切り替えや気分の切り替えをできるだけ早くしようと思っている。
よく凹み、よく泣く私だけれど、立ち直るのも早い私でいたい。
とにかく軽い脳内フットワークを心がけたいと思っている。
が、一方で、フットワークの軽さゆえに何も残らないのではないかという不安もあったりする。
川の流れのようにどんどん流れて、そのうちどこかへ消えてしまう=忘れてしまうのではないかという不安だ。
何かを残したい。書いて残したい。
その気持ちは強く強く私の中にある。
混沌(カオス)から言葉を紡ぎ文章というタペストリーを織りたいのだ。
そう考えると、書き残すということは、安心できるということなのだなと思う。
忘れてもそこにいけば思い出せるんだという安心感。
いつか振り返るためにブログを書く(忘却防止。)より引用
いつでも振り返ることのできる場を用意しておけば、安心して前に進み続けることができるはず。
うん。そうなんだよね。本当にそう思う。
いつでも振り返ることのできる場があるっていいよね。
そこがブログでもいいよね。
私が生まれ育った家はもうないけれど、
普段は日常の忙しさにおわれて、生まれ育った家を思い出すこともなかなかないのだけれど、
こうしてここに書き残しておけば、安心だ。今、すごく幸せな気分でこの文章を書いている。
ブログを書くということは、記憶を残しておくことなのだろうなぁと思う。
これから未来、再びここの記事を見たら、あの緑に囲まれた古く大きな家を思い出して、おそらくうるうるするだろうな、って思うw
記憶を言葉に、想いを言葉にして、いっぱいいっぱい書き残して、
私は前に進みたい。進み続けたい。そんな風に思っている。