経験は人を成長させる。人を強くする。

1.精神的にタフな人

ある方とお話しをさせていただいて思ったのですね。

いろんな経験をして、そして精神的に強くなっていくのかもしれない。

と。

そうですね

経験は人を成長させる。

そして、

経験は人を強くする。

とも思うのです。
強くという言葉の定義がなかなか難しいのですが、タフな人っていますよね。精神的にタフ。へこたれない。動じない。どうしてそんなにタフになっていったのかなぁと興味があるわけで、ええ、わたしがお話しした方も精神的にタフだなぁと思える人で、ええ、いろんな経験をしている人のですね。いろんな経験をして今のその人がいる。いろんな経験というのは、具体的にはちょっと書けませんが、つらい経験や歯ぎしりするような経験、煮え湯を飲まされたような経験もして、その人はそれを乗り越えて、ええ、乗り越えてきているので、強いのではないかと。精神的にタフで、余裕があるのではないかと。


そうですね、タフですけれど、鈍感ではないですね。むしろ敏感。人の心の動きをよく読んでいるようなそんな感じがします。鋭いというか。察するのも早いのですけれど、でも、基本的に自分の考えで動く、自分で判断して行動する人なのです。他者の思惑に左右されないというのかな、ええ、きちんと自分を持っていてゆらがないし、極端に感情的になることもない。ええ、いいなと思います。


そうですね、目標や夢が人を強くもするし、いろんな経験をしてレベルアップしていくというのはあるんじゃないかな、と最近特に思うわけで、ええ「何事もやってみたほうがいい」と。まぁ、「夢」というとすごくきれいごとみたいに聞こえますけど、目標や夢を否定したくはないですね。「こんな時代に夢なんか」と思う人もいるかもしれませんが、むしろ、「こんな時代だから夢は必要」だとそう思うのです。ええ、夢という言葉がきれいすぎるのなら目標でもいいと思います。こんな風になったらいいな、とかこんなことしてみたいなとか、ささやかでもいいから「目標みたいなもの」があれば、毎日はちがってくると思います。


2.やるか、やらないか。

経験というのは、ゲームにおける経験値のように数字でわかるわけじゃないです。数字でわかればそれはある意味わかりやすい目安にはなるのですけれど、実際そうではないですよね。
「何事もやってみたほうがいい」とは言っても、なかなかできなかったりします。プラスの面があればマイナスの面もあるわけですし、メリットがあればデメリットもある。そこのところを自分でどう判断し、選択するか、決断するかなんだと思います。

やるか、やらないか。

夢だけを見て、現実、現状を見ないというのもどうかと思いますし、ええ、選択できないまま、決断できないままずるずると現状維持で、という場合もあったりします。
例えば、転職するかしないかで迷ったり、ええ、特に初めて転職する場合など、なかなか決断できなかったりしますね。一度転職してしまうと、ああ転職するというのは、こういうものなのだというのが経験でわかるのですが。転職を推奨するわけではありませんが、もし転職について聞きたい相談したいと思ったら、転職経験者に聞くのがよいと思います。ええ、経験者の話というのは、まぁ「その人個人の経験談」ではありますけれど、「その人の場合こんな感じだった」というのを知ることはできます。あくまでも「その人の場合」です。就職でも転職でもそうですが、ケースバイケースなのですよね。人によってちがうわけで、一概にこうしたらいいとかそういうのは言えなかったりします。

3.経験が支えになる

経験至上主義というわけではないのですけれど、やはり、経験がものを言うというのはあると思います。経験しているから、過去の経験が支えとなって、決断できたりというのはあります。あるいは、経験が支えとなって、精神的に強くなる、ゆらがなくなる、どっしり構えていられるようになるというのはあると思うのです。


打たれ強さ」ということを最近よく考えているのですが、そうですね、打たれてそのときはボロボロになって、凹んだり、自暴自棄になったりするのですけれど、なんだかんだジタバタしつつ、苦しみつつ、時間が解決したり、あるいは周りに助けられたりして、徐々に少しずつ回復していくものだったりするのですよね。ええ、一概にすべての人がそうだとは言いきれませんが、概ねそんな感じではないかと思います。少しずつ薄皮がはがれるように痛みや苦しみ、あるいは腹立たしい、苦々しいという感情が薄らいでいく。そうですね、そういった打たれた経験があって、そこから回復できたこと、それは自信を持っていいと思うのです。そういった最低最悪の時期を乗り越えて、強くなっていくというのはあるかな、と。ええ、どん底まで行ってしまったら、あとは這いあがるしかないという言葉も聞きますし、明けない夜はないです。
悔しい経験をして、それをバネに頑張るということあります。わたしが思うのは、成功している人というのはみなさん負けず嫌いなんじゃないかな、と。失敗や悔しい経験をして、それをバネにさらに行動して、経験を積んで、という感じなのではないかな、と。

恐れずに経験すること。
めんどうくさがらずにやってみること。
失敗したとしてもそれで終わりにするのではなく、失敗から学ぶこと。

が大事なのではないかと思うのです。


打たれたとしても膝をついたとしても、また立ち上がる、あるいは這いあがる強さというのは生きていくうえで必要なのかもしれません。

打たれた経験によって強くなる。経験して強くなる。