その昔、時間はゆっくり悠々と流れていたのかもしれない。

一〇〇年前の世界一周

一〇〇年前の世界一周

昔の、古い写真が好きだ。
日本の古い写真もよいけれど、世界各地の古い写真もよい。歴史を感じさせる写真に魅かれる。
きれいな美しい風景だけではなく、当時のそのままの道や建物を写し撮っているのが、よいのだと思う。


この本のワルデマール・アベグは

1873年、ドイツ、ベルリンの裕福な家庭に生まれる。10代の頃から写真を趣味とする。大学で法律を学び、卒業後公務員となる。1905年に休暇をとって世界旅行に出かけ、そのときの体験を80歳を過ぎてから、回想録にまとめた。

とある。「80歳を過ぎてから、回想録にまとめた」というところに胸を打たれる。


およそ100年前の世界旅行というのは一体どんなものだったのだろう。
読む前からわくわくが止まらなかった。
読みつつ思ったのは、100年くらい前、時間はもっとゆっくり悠々と流れていたのかもしれないなぁと。


写真は好きだ。
撮るのも見るのも。


写真は言葉以上に説得力があると思う。
すごいものを画像で見せられたら、もうそれ以上はどうしようもない。
百聞は一見にしかずということわざがあるように。


図書館にあったりするので、興味をもたれた方はぜひ。

一〇〇年前の世界一周

一〇〇年前の世界一周



この本も興味を持ったので探してみようと思います。

アルベール・カーン コレクション よみがえる100年前の世界

アルベール・カーン コレクション よみがえる100年前の世界