思い込みを修正すると楽になる。

今日は「思い込みを修正すると楽になる」ということについて書いてみたいと思います。


知らず知らずのうちに思い込みに囚われていることってあったりします。


例えば、私の場合

がんばらないといけない
きちんとしていないといけない

という思い込みが以前はあって、その思い込みは子どもの頃に刷り込まれたような気がします。
というのも親が規則正しい生活を送り何事に対してもきちんとしていている人だったのですよね。自分もそうでないといけないと子どもながらに思っていたというのはあります。


がんばって認められたい。
その気持ちがすごく強くて、負けたくないという負けん気も強かったように思います。


肩の力がぬけたのは、体調を崩してからです。最低最悪の体調になってからです。
仕事も当時はフルタイムで、常に時間に追われて、いっぱいいっぱいでした。
微熱が続いて常に倦怠感があって、でも仕事は休めなくて、動悸や息切れもひどくて、その場にうずくまって体が動けなくなることもしばしばでした。


精神的なストレスもあったのだと思います。
いろいろと抱え込むことも多くて、今みたいにのんびりのほほんじゃなくて、もっとキリキリしてました。

がんばって認められたい。
でも認められない。
認めてほしい。
こんなにがんばってるんだから認めてよ。

とずっと心の中で叫んでました。
なんだか小学生の作文みたいですが、当時自分のことばかり考えていました。
周りが見えていなかったというか。


最悪の体調の頃、精神的に助けてくれた人がいて、少しずつ緊張がほぐれていったように思います。
あることで世の中には本当にさまざまな人がいるんだ、というのを実感して、

  • 今の自分でもいいんじゃないか
  • がんばって疲れたら休んでもいいんじゃないか
  • 別に良い人でなくてもいい
  • がまんばかりしなくてもいい
  • 自由に発言していい
  • 好きなことをしていい
  • もっと楽しんでいい
  • できないことがあってもいい
  • 弱い部分があってもいい
  • ダメな部分があってもいい
  • いつも強く正しくなくてもいい
  • ときには泣いてもいい
  • 思うようにいかないことがあっても、それは自分だけのせいじゃない
  • 見えない未来にそんなに不安にならなくてもいい
  • 落ち着いて前を向いていればいい
  • できることからやればいい

そんな風に思うようになっていったというのがあります。


どうしようもなく苦しくなっているときは、知らず知らずのうちに思い込みに囚われてしまっているんじゃないかと思うのです。自分で自分を追い込むというか、追い込みすぎてしまうというか・・・。


がんばらないといけない。
がんばらなきゃだめだ。


もう心も体もクタクタに疲れて悲鳴を上げてるのに。
まだ自分に鞭打って、つらいループからぬけられないでいる。
それは思い込みに囚われているから。


がんばることは悪いことじゃない。
でも無理したら、燃え尽きてしまう。
動けなくなるほど燃え尽きてしまったら、それこそおしまいなんですよね。


そんなこと言ったってがんばらなきゃいけないときだってあるんだ。
そう言う人もいるでしょう。
そういうがんばらないといけないときこそ、体調を万全にして精神的に落ち着いた状態にしておきべきだと思うのです。
眠れるときに眠っておく。それは体調管理の基本だと思います。


不安になるようなニュースが多いのですけれど、それがすべて自分に降りかかってきて自分の人生が大きく変わってしまうというわけではないと思います。
未来はわからないもの。
どうにかなると思っていればどうにかなるもの。
そんな風に思います。


苦しくなっているときは、何かに囚われてしまっているのだと思います
それは例えば自分の思い込みだったり。

一日も休まずがんばらないといけない。

いえ、そんなことはないと思うのです。

一日くらい休んでもいいよ。
休息も必要。
休んで、それからまたがんばればいい。

そんな風に修正してみる。
そうすることで気分的に楽になるんじゃないかな、と。
「苦しむこと=よいこと」ではないと思います。
ときには自分で自分を楽にしてあげる。
それも大事かな、と。


読んだ本です。