ブランク期間に何をするか、それは考えておきたい。

結婚退職、あるいは出産退職等で仕事を辞めた後、働かない期間に入ったとして、その期間に何をするか、考えておきたい、というのはあります。

また仕事をしたいのか。もし仕事をするとすれば、前と同じような仕事がいいのか。それとも他にやってみたい仕事があるのか。雇われる形態は、正社員がいいのか、派遣かパートかアルバイトか。あるいは自営業か。自宅で仕事をする(SOHO)スタイルか。いろいろ考えられると思います。

「一度やめると再就職はなかなか難しいという話」(かみんぐあうとっ)
http://d.hatena.ne.jp/komoko-i/20120110/p1

のコメント欄で

再就職はなかなか難しいようで、ブランク期間になにか活動、勉強をしておくとちがう結果になるかもですが、出産後赤ちゃんがいての活動、勉強はなかなかたいへんそうです。

「どれくらい仕事をまたしたいか」にもよると思うのですが、絶対に再就職したい!と思うのであれば、それなりの活動や勉強、準備が必要かな、と。実際問題、家のことや育児に手がかかって就職活動や勉強どころじゃない、そういう時間もとれないというケースが多そうです。

http://d.hatena.ne.jp/komoko-i/20120110/p1#c

とコメントしたのですが、仕事をやめ子育て中心の生活になってしまい、就職活動や勉強どころではなく、そうこうするうちに再就職の意欲がどんどんなくなって、もう年齢も年齢だし、若い人でさえ就職難なのに無理だよね、とあきらめモードになってしまうというのはあるだろうな、と。

面接も受けても受けても落とされると本当に滅入ります。自分はどこからも必要とされてないんじゃないか、雇ってくれるところなんかないんじゃないか、と。それじゃ専業主婦で家のことをして、だんなさんの収入でやりくりすればいいじゃないか。そうも考えるのですけれど、その収入も安定してあるとは限らないのですよね。こういう時代ですからどんどん減っていったり・・・。
ある知人のだんなさんは病気で長期入院することになり、休職していたそうですが結局仕事に復帰することができず、退職。奥さんは専業主婦で、お子さんは3人。収入がないということで九州のだんなさんの実家へ身を寄せることになったそうです。
人間ずっと健康であればそれが一番よいのですけれど、いつ病気するか怪我するかそれはわからないです。だんなさんの収入だけに頼りきってしまうのはリスキーだな、と。

まぁ一方で、自分は専業主婦がいい。外では働きたくない、そう言っている人もいます。それはそれでその人の生き方、価値観なのでよいのですが、「自分はどうしたいか」そのことこそ考えておきたいな、と。
子育ては確かに大変ですが、それはずっとずっと続くわけではないです。年齢が上がるにつれ、子どもは外へどんどん出ていきます。中学生以上になると親と休日にどこかに行きたがらなくなったり、休日は友だちと遊ぶほうが楽しかったり。親から次第に離れていくのが一般的だと思います。そういう時期になったときに、自分はどうするか。子どもの手がかからなくなってきたとき、自分はどうしたいか。家計のため、子どもの進学費用や教育費のために収入を増やしたいと思うようになるのではないか。収入を増やしたいと思ったとき、また働きたいと思ったとき働ける自分でいるかどうか。やりたい仕事をできる自分でいるかどうか、そこのところを考えておきたいな、と。

ブランク期間(会社勤め等をしていなかった期間)何もしてこなかった人を雇う会社はまずないでしょう。会社がほしいのはすぐに使える人。仕事ができる人。いちいち教える時間や労力は会社側にはないところがほとんどかと。

育児をする女性の就職活動の難しさは、子どもを預けるところの少なさも手伝っているように思います。履歴書を出して、さぁ明日面接だ。子どもはどうしょう。誰にみてもらおう。飛び込みでも預かってくれる託児所を探さなきゃ。そんな託児所ってこのへんにあったかしら、と。
もし仕事が決まったとしても、すぐに保育所に入れるとは限らないです。最近聞く話だとどこも定員いっぱいで入所待ちのところが多いらしいです。
誰もが子どもを預けられる実家等が近くというわけでもないですし、子どもがいる場合面接で必ず聞かれるのが、
「お子さんが熱を出したり病気のときはどうするのですか?」
ということ。これはなかなかハードル高いです。


話がずれてしまったので戻します。
自分がこれから先ブランク期間に入ったとき何をするか、その時間をどう有効に有意義に使うか。それは考えておいてもいいんじゃないかな、と。
子育ては子育てで大変で疲れるけれど、少し先、数年先、子どもが成長したそのあとを思い浮かべたときに、どういう状態が理想だと思うか。必ず仕事をしなければいけないというわけではないけれど、もしまたいつか仕事をしたい、収入を得たいと思うのであれば、なにかしておくべきかな、と。

私の友人は、転勤族だったり諸事情で外で働くことをあきらめ、個人でネットショップを経営しています。結婚前の仕事はパソコンのインストラクターだったけれど、またインストラクターの仕事をしたいとは思わなかったらしく、久しぶりに会ったときにネットショップをしていることを教えてくれました。ネットショップの経営がうまくいっているかどうか売り上げがどれくらいあるか等はわからないけれど、とても楽しそうな表情でした。彼女のことだから、ネットショップを開くにあたってもいろいろと勉強したのだと思います。

繰り返しになりますが、再就職したいと思うのであれば、それなりの活動や勉強、準備は必要。一人の求人に何人もあるいは何十人も応募があるのが現実なのですよね。その中で選ばれるためには、他の人との差別化が必要。他の人とはちがうものがないと選ばれることはないです。ブランク期間、せっかく時間があるのだから、有効に有意義に使いたい、そう思います。やりたい仕事をいつかするためのその準備としてこつこつ勉強するのもいいかもしれないです。