読んだ本『とらわれない生き方』

2015年最初に読んだ本です。『テルマエ・ロマエ』を描いた漫画家ヤマザキマリさんのエッセイです。副題が「悩める日本女性のための人生指南書」とあって、女性向けになってます。
仕事、恋・結婚、家族・子育て、女・世間といったテーマごとに書かれているのですが、主張がとてもはっきりしていて心地よいです。息子さんの父親である詩人の恋人と別れるとき、すごく大変だったそうなのですが、いやはや

生まれた子どもをみて直感的に別れを決めたんです。
とらわれない生き方 悩める日本女性のための人生指南書』p100

とあったのにはちょっと驚きました。「子は鎹(かすがい)」といわれるように子どもは二人を結びつけるものになるのが一般的なのではないかと思ったので。まぁさまざまな事情があったようですし、シングルマザーとしてやっていく覚悟がしっかりあった、ということでしょうか。その後、ヤマザキマリさんは今のイタリア人のだんなさんと結婚されています。


わたしのサブブログで『外海で力を発揮できる人、できない人』という記事を書いたのですが、ヤマザキマリさんは外海で力を発揮できる人なんだと思います。(わたしは内海派)

人間の叡智を退化させる、ぬるま湯な環境
とらわれない生き方 悩める日本女性のための人生指南書』p238

とあって、ここで書かれていることは筋が通っています。確かにそうだと思います。けれど「外海では溺れてしまう」あるいは「徐々にぬるま湯から出ないといきなりは無理」という人も大勢いるかと。また、海外に出てみたもののボロボロになって帰ってきた人も知っています。まぁ人それぞれですね。「このままぬるま湯につかっていたらダメだ!」と真剣に思うのであれば、思い切って出てみる。決めるのは「自分」ですね。ぬるま湯から出たら出たで意外となんとかなったりするのかもしれません。(ケースバイケースかな)


というわけで今日は読んだ本について簡単に書いてみました。。