一流と一人前は違う。
最近読んだ本の中でよいなと思う文章があったので、紹介してみます。
一人前は、半人前が一人前になった状態に過ぎません。仕事が人並みにこなせるレベルになっただけです。
一流、二流という言い方で区別すれば、ようやく二流に達した段階です。
一流と一人前は違います。
半人前のときにはみんな一生懸命です。自分が仕事ができないことがよく分かっていますから、何とか早く一人前になろうと必死にもがきます。
ところが一人前になった途端に、多くの人は努力をすることを怠るようになります。
仕事を右から左へと、それほど苦労なく流せるようになるからです。努力をしなくても、それなりに食えるようになるからです。
しかし本当に努力が必要なのは、一人前になってからであることを、ほとんどの人は知りません。
たとえばイチロー選手がその年3割5分の打率を残すことができたからといって、その日から毎晩家に戻ったら深酒するなんてことは、まずあり得ません。イチロー選手はすでに一流ですが、さらなる一流をめざして努力を続けるはずです。
『現金は24日におろせ!』より
そうなんですよね。一流の人というのは努力を続けられる人だと思います。
食えればいいや、ということで、努力をしなくなれば、そこまでです。まぁ、食えればいいし、出世なんて別に関係ないし、というスタンスも勿論ありです。別にみんながみんな一流を目指そうとしているわけじゃないと思いますし、一方で、やはりやるからには一流になりたいと、そう思う人もいると思います。(一流の定義というのもなかなか難しいのですが、一流の人というのは実際にいるのは確かです。またそれを目指している人がいるということも)
一人前は所詮一人前。
一流の人とどこで差がつくかといえば、やはり一人前になってからの努力というのは言えるように思います。一人前になったということでそこで安堵して、現状維持でOKとするか、さらに上を目指し、高みを目指そうとするか、まぁ、それは人それぞれでしょう。出世→しあわせとは言い切れなかったりもしますし、努力して現状維持がせいいっぱいという場合もあると思いますし・・・・・・。
とはいえ、ネガティブに考えてもしょうがないですからね。一流を目指すなら努力を続ける。努力を続けられる人が一流になっているということで、頑張ればよいのではないかと。
↓読んだ本はコチラです。
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