肩の力をぬいて

友人の話。ご主人の仕事がうまくいかなくて家で荒れて荒れてしょうがない。もううんざりと言う友人。日本のこういうご時勢だから仕事が大変だというのは察することができる。友人のご主人の場合、ストレスがたまって、それを奥さんである友人に当たり散らすらしい。「もう旦那に合わせるのはやめた」と最近の友人。旦那さんといっしょにいると憂鬱でしょうがないらしい。休みの日はひとりでスポーツクラブへ行ったり買い物をしたりするようになったとのこと。旦那さんとは完全に別行動。距離を置いたほうがぶつからずに済むというのはあるかもしれない。友人曰く、お互い休みの日は自分がしたいことをする。顔を合わせて喧嘩になるよりもひとりでいるほうがずっと精神的によいとのこと。


友人夫婦のことだから詳細はわからない。わからないけれど、だいぶギスギスしているんだろうなぁというのは感じる。思ったのは肩の力をぬいてもっと楽にしていいんじゃないかということ。まぁ友人の旦那さんはまず当たり散らすのだけはやめたほうがいいと思う。仕事の愚痴を言うのと当たり散らすのは違うと思う。仕事でのあれこれごちゃごちゃを自宅に帰っても引きずるのは、やはりよくないと思う。うちの中の雰囲気を悪くする。家族だって迷惑だろう。会社での不機嫌を自宅にまで持ち込むのはやめておいたほうがよいと思う。私も会社勤めをしていた頃はなんだかんだあったけれど、それをうちで話すということはなかったように思う。うちに帰ったら帰ったでやることややりたいことがいっぱいだったし、会社のことは会社で解決するしかないとそう割り切っていたように思う。ON(会社)とOFF(自宅)の切り替えが早かったのかもしれない。ONとOFFの切り替え、気分の切り替えがうまくいかないと、それはそれでたいへんだろうと思う。うちにいるときくらい肩の力をぬいて、ぼーっとしてもよいのではないかと思う。もっとも私の場合ぼーっとしているときがあまりに多いので、「しっかりしろ」と言われることも多いのだけれど。